こんにちは。ブライダル・ハッピーフェアリー青山の代表・鈴木まこです。
冬本番を迎え、インフルエンザなどの感染症が猛威をふるっています。手洗いうがい、マスクなどで最大限予防して、少しでも元気に過ごしたいですね。
さて、昨年末から引き続き、うれしいお知らせが届いています。
今回は、ファーストデートから意気投合したカップルの、「山あり谷あり」成婚ストーリーをご紹介します。
海外駐在1ヵ月前に始めた婚活
Aさんは大手企業に務めるアラフォー男性。ハッピーフェアリーに入会されたときには、1ヵ月後の海外駐在が決まっている状態でした。
こうした場合、日本にいる間にどれだけ婚活を前に進めておけるのかが非常に大切です。各種登録やプロフィール作成、写真撮影などを大急ぎで進め、入会後約1週間でお見合いまで漕ぎ着けました。
そして、その初めてのお見合いで、なんと運命の彼女と出会うことになるのです。
ファーストデートで真剣交際へ
Aさんもお相手も、お見合いのときから相性がいいと感じたそうです。
すぐにファーストデートへ。その最中に私に電話がかかってきたのです。
「僕たち、真剣交際に入って具体的に結婚を進めていくつもりです!」
この言葉を聞いて驚きましたが、きっとデートで意気投合したのだろうと想像しました。
これまでにも同じようなカップルはいましたので、「Aさんも運命のお相手にすぐに出会えた幸運な方なのだろうな」と思っていたのです。そのときは……。
交際が壊れた理由
しかし、その後すぐに大きな壁が立ちはだかります。
数回目のデートのあと、Aさんから「交際終了にしたい」との連絡が入ったのです。
話をよく聞くと、結婚後すぐにAさんの暮らす国で同居してくれるはずだった彼女から、1年程度は別居婚にしたいとの申し出があったそう。
それまでは海外で一緒に暮らすことを前提に話が進んでいたようですが、いざ日本から遠い場所での生活が目前に迫ると、お相手も不安になってしまったのかもしれません。
Aさんは大きなショックを受け、これ以上交際を続けることはできない、と言っていました。私は「彼女の真意を確認するためにも、もう一度話し合った方がいい」とアドバイスしました。
二人は再度お互いの意志を確認しましたが、結局は交際終了になってしまったのです。
忘れられない人
その後Aさんは予定どおり欧州に赴任し、海外駐在生活をスタートします。
「彼女以上の人には出会えないかもしれない」と満面の笑みで報告してくれたことを思い出し、とてもせつないく、私でさえも「なんとか修復できなかったのかな……」と思ってしまったほどです。
とはいえ、終わってしまったことを引きずっても何も生まれません。新しいお見合い相手探しに奔走していました。
新しい生活が少し落ち着き始めた頃、オンラインで面談することになりました。するとAさんは思い詰めた様子で、「もう一度彼女と交際することはできませんか」と切り出したのです。
赴任先で一人で何度も考えて、やはり彼女以外は考えられない、という想いが頭に浮かんできたそうです。
私は「Aさんから終了にした経緯もあるし、再度交際に入るのは難しいかもしれません。でも、その正直な気持ちを伝えることには意味があると思います。連絡してみましょう!」と伝えました。
復活後に紡いだ濃厚な時間
再度彼女と話すチャンスを得たAさん。誠実に想いを伝えたところ、彼女も同じ気持ちだったということがわかり、なんと復活交際に入ることができました。
その後の交際は、オンラインに加えてAさんの一時帰国や彼女の訪問などを組み合わせ、2ヵ月間密度の高い時間となりました。
そして、今度こそ二人はお互いの意志を固め、結婚に至ることができました!
結婚報告を受けたとき、私はうれしくて目頭が熱くなりました。
まさに「ジェットコースター」のような婚活でしたが、自分の気持ちを信じて行動したAさんだからこそ、ここまで辿り着くことができたのです。
Aさん、本当に本当におめでとうございます!
帰国後改めてお祝いできることを楽しみにしています。
お二人で幸せあふれる家庭を築いてくださいね。
―――
婚活中の交際は、「早ければ早い方がいい」とされがちですが、あまりに急いでもリスクはありますから、注意が必要です。信頼関係がしっかり築けていないうちに具体的な話を進めると、交際が壊れやすくなってしまう、というのも事実です。
今回Aさんは、ご自身の素直な気持ちにしっかりと向き合い、それを真摯にお相手に伝えることで、流れを変えることができました。
最後まであきらめず、目の前の方を大切に思う気持ちがあれば人は幸せになれるのだと、改めて実感する。私にとってもそんな経験となりました。